あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない
新旧の映画の中から
名作を掘り起こすレビューサイト
アクション

スリー・ビルボード/映画のあらすじ&感想

2017年公開。暗いのかな、重いのかなと躊躇していましたが、まったくそんなことはなく、素晴らしい作品でした。
スリー・ビルボード (字幕版)

重いテーマですが、暗くはありません。スピード感さえ感じる展開で、それでいて終わった後にずんと余韻が残ります。

あらすじ

まだ人種差別が色濃く残る南部の田舎町。娘を殺された母親が、3枚の赤い看板(ビルボード)に、あるメッセージを掲げます。

「捜査はどうなっているの、署長」と。この3枚の看板が発端になり、さまざまな人間ドラマが展開します。

感想

時には笑えて、時にはいやな気持にもなる、人間たち。そして効果的なシーンで流れる洒落たセレクトの曲たち。

その中でも一番は、アバの「チキチータ」。古い曲だけどこんないい曲だったとは。

ラストシーンの、見る人に結論を投げかけて終わる、これもずるいやり方で、かっこいい。