1997年 監督:ジェームス・キャメロン レオナルド・ディカプリオを世界的大スターに押し上げた超大作。レオ氏の瑞々しい魅力が、ようやく最近になってわかったのは遅すぎですね。




あらすじ

現代。1500人の乗客とともに北大西洋3773メートルの深海に眠るタイタニック号の引き上げ作業が行われていた。作業を指揮しているのは行方不明となった宝石「碧洋のハート」を発見し、一攫千金を狙うラベット(ビル・パクストン)。

船内の金庫から見つかったのは、若い女性を描いた一枚の絵だけだった。この模様をテレビで見た100歳の女性ローズがラベットに会いに来る。彼女はタイタニック号事故の生存者で、問題の絵のモデルだという。悲劇の航海の模様が、ローズの口から語られていく。

1912年。イギリスのサウサンプトン港から処女航海に出ようとするタイタニック号に、賭けで勝ってチケットを手に入れて三等に乗り込んだ画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)がいた。

17歳のローズ(ケイト・ウィンスレット)は上流階級のアメリカ人で、大資産家で婚約者のキャル、ローズの結婚を強引に決めた母親ルース、コロラドの富豪夫人モリー・ブラウン(キャシー・ベイツ)と一緒に一等船室に乗る。

ローズがキャルとの婚約に疑問を挟んで、船の舳先から飛び降りようとしたのを助けたのがジャックだった。映画.com

 

感想

20世紀の映画の中で、後世に残したい作品はと聞かれたとしたら、まちがいなく「タイタニック」を加えると思います。

この映画はそういう映画です。実物大のタイタニック号の模型が作られ、当時の最先端の技術のCGを用い、人気俳優レオナルド・ディカプリオを起用した、というだけでなく、

この作品にはタイタニック号という悲劇の帆船の「魂」が宿っている。そんなふうに感じます。

1997年当時、私が残念に思ったことは、レオナルド・ディカプリオがまだ役者として成長途上にあったこのときにではなく、もう何年後かに出てほしかったな、ということでした。でもそれは間違いでした。

ほんとうにすべて完璧な映画。完璧すぎる映画の感想を語るのは、なんとなく気が引けるのですが。ほんとうにこの映画は言うことなし。そして主演はあの二人でなければなりません。

それから数年後のレオ氏の俳優としての活躍を見るにつけ、その思いがずっとよぎっていました。

ただしかし、1997年当時に抱いたその思いは、今この映画の美しいディカプリオを目にすると、「これはこれで素晴らしかったのだ」と思ってしまうのは、それは私自身が変わったのだな、と気づきます。

なぜ瑞々しい若者がジャックなのか。23歳のディカプリオはジャックそのもので、その真っ直ぐな佇まいは23歳でなければ表現できなかった。あの船にはあのジャックが必要だ・・とようやく気付いた今日この頃です。