2019年 吉田修一の短編集「犯罪小説集」から2つの短編を合わせて一つの物語として映画化。重く心に残ります。




あらすじ

ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女誘拐事件が起こる。事件は解決されないまま、直前まで被害者と一緒にいた親友・紡(杉咲花)は心に深い傷を負う。

それから12年後、かつてと同じY字路で再び少女が行方不明になり、町営住宅で暮らす孤独な男・豪士(綾野剛)が犯人として疑われる。追い詰められた豪士は街へと逃れ、そこである行動に出る。

さらに1年後、Y字路に続く限界集落で愛犬と暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、村おこし事業を巡る話のこじれから村八分にされてしまう。追い込まれた善次郎は、ある事件を起こす。映画.com

感想

綾野剛、杉咲花、佐藤浩市という主要キャストの演技が良いのはもちろん、限界集落の人たちを演じるベテラン俳優さんたちの演技がとても素晴らしいです。

だから本当にストーリーにすーっと引き込まれ、サスペンスでもなく展開が早いわけでもないのに、まったく飽きさせないという、これはうまい芝居のなせる技ではないかと思いました。

「楽園」という言葉の意味とは。それは「自分の居場所」のことだとしたら、あなたには楽園はありますか?と問いかけられるような物語。重たかったです。