2022年 デンマーク映画。Netflixで配信。好きなタイプの映画ほど感想は辛口になってしまいます。

あらすじ

デンマークでシェフとして成功しているテオ。しかしレストランの経営という現実に疲れ始めていた。

そんなとき疎遠だった父が亡くなり、ビジネスのために遺産を売却すべく、イタリアのトスカーナに帰省するテオ。

美しいトスカーナでの様々な出会いが、テオの心に何かをもたらしていく・・

感想

イタリアのトスカーナ地方がいっぱい出て来る、というだけで選んだ1本。

確かにトスカーナの景色は素晴らしい。また、デンマークのレストランの設えやシェフの料理シーンの画がとても綺麗。ただしかし、肝心のストーリーは中途半端です。

景色と料理だけでみせるなら、テオが惹かれる彼女の描写はもっと少なくて良かった。料理のほうがずっと綺麗だし。

父親との確執についても、料理を通して乗り越えるきっかけがあるならもう少し掘り下げて。

それから、景色をもっと貪欲に使うべき。テオが眺めている景色を私たちにも見せて。彼の太った後ろ姿はいらない。

トスカーナに行ったこともなく、名産のワインの味もわからないけれど、わからない人がわかるように映像は作るべき。

なぜなら映画はゆめの世界だから。そこへ入り込むために我々はこの1本を選ぶのだから。

ところで、テオという名前はとても素敵な響き。この俳優さんのシェフぶりも手つきも良いが、残念ながら歩き方が変。こういう細かい点が映画の良し悪しを実は決めているかもしれないのです。