1990年 70年代に医師のオリバー・サックスが実際に体験したノンフィクションが原作。原題:Awakenings




あらすじ

1969年。ニューヨーク、ブロンクスにある慢性神経病患者専門の病院に赴任したセイヤー医師(ロビン・ウイリアムス)は、話すことも動くこともできない患者たちに反射神経が残っていることに気づき、訓練によって彼らの生気を取り戻すことに成功する。

ある日彼は、30年前にこの病院に入院して以来ずっと眠り続けている嗜眠性脳炎の患者レナード(ロバート・デ・ニーロ)に、まだ認可されていないパーキンソン病の新薬を投与する。そしてある朝、レナードはついに目を覚ます。

感想

ロビン・ウイリアムスとロバート・デ・ニーロががっつり共演とは何とも贅沢な作品です。1990年当時、デ・ニーロの演技にぶっ飛んだのを憶えていますが、今見ても素晴らしいと思いました。

だけどもう一つ今見直して気付くのは、ロビン・ウイリアムスの静かな演技が、デ・ニーロのすべてをしっかり受け止めているということ。

今で言うコミ障の医師を演じたウイリアムスのなんと自然で柔軟な演技。彼らのタッグがあってこそこの映画の成功があります。

またレナードの母親役の人や、そのほか脇を固める俳優さんたちが、それぞれの役割を出すぎず果たしていた。なんとなくそういう、輪のようなイメージで綺麗に出来上がった映画は最近の傾向では無いなと思うのです。

2000年以降の映画は、どんな小さな場面でも、キャストは爪痕を残そうとしているように見える。それはそれで、見ごたえありますが・・。

ところで90年代は名作の宝庫と思っていますが、この映画ももちろんその一つです。心に残る、素晴らしい作品です。